日本の主要な学位を簡単にまとめてみた

日本の主要な学位の種類とその意味について簡単にまとめてみました.

主な学位の一覧

学士(Bachelor)

 大学を卒業することで与えられる学位が「学士」です.英語では「Bachelor」と言います.Bacherlorの頭文字のBと学年の数字を組み合わせて,「B◯」という表記をすることがあります.例えば,学部3年の場合は「B3」と表記します.(Twitterのプロフィールなんかで時々見かけますね.)

修士(Master)

 修士課程(博士前期過程)を修了することで与えられる学位が「修士」です.英語では「Master」と言います.こちらもBachelorと同様に,「M◯」という表記をすることがあります.大学院入試に合格し、研究室に仮配属が決まっている次期院生(学部の4年生)のことをM0生と呼ぶこともあります.

博士(Doctor)

 博士課程(博士後期過程)を修了することで与えられる学位が「博士」です.英語では「Doctor」と言います.こちらもBachelorと同様に,「D◯」という表記をすることがあります.Doctorに進学することを「D進」と呼んだりしますね.

短期大学士(Associate degree)

 短期大学を卒業することで与えられる学位が「短期大学士」です.英語では「Associate degree」と言います.平成17年以前は「準学士」という学位が与えられていましたが,学校教育法の改正により「短期大学士」が与えられるようになりました.短期大学士を認められると,大学への編入が可能になります.

専門士(Diploma)

 専門学校を卒業することで与えられる学位が「専門士」です.英語では「Diploma」と言います.専門士を認められると,大学への編入が可能になります.

高度専門士(Advanced Diploma)

 修業年数が4年以上の専門学校を卒業することで与えられる学位が「高度専門士」です.英語では「Advanced Diploma」と言います.高度専門士を認められると,大学卒業と同程度とみなされ,大学院への進学が可能になります.

まとめ

 ここでは主要な学位を取り上げましたが,この他にも様々な学位があります.例えば,「学士(専門職)」や「修士(専門職)」といった「(専門職)」がつくものや,高等専門学校を卒業することで与えられる「準学士」などです.また,各学位も「学士(工学)」や「修士(理学)」のように分野で区別されており,多くの種類があります.興味のある方はぜひ調べてみてください.